文才のない詩人の日記

普段の生活をまとめます。アメリカの大学に通っているため、その様子を見せたいですが、気の向くままに書くのでうまくいくか分かりません。

アニメ業界素人-20191213

わーい

おかげさまでファイナルが終わりました。寮からは、かなり人が減りまして、私もおかげさまで明日出国でございます。今日はプレゼンをした後、友達とシタデルアウトレッツというところに買い物へ行きました。当分かいものをしていなかったので、沢山買いました。とはいっても私はケチなのでかなり安いものしか買っていませんが!

 

今日はメディア学の授業のファイナルプレゼンでしたので、この授業についてちょっとお話しようかな、と思います。教授は、MITで博士課程を取得し、マイクロソフトなんかでも働いていた、すげー人です。でもめっちゃ優しい、神。まあでも、授業内容はさすがに厳しかったですね。Writingのクラスですから、15回くらいエッセイは出しました、勘弁してくれ、、、でも、かなり知識というか、メディアの見方を理解できました。

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これが教授の考えるコミュニケーションです。まあ、僕もコレ見ただけではちんぷんかんぷんだったので、今日やったプレゼンの内容を例に出して考えますね。

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僕のアイディアの中で、Theory、いわゆる、ある観点からメディアを見た時に、見る人にどういう影響があるのかっていうものが、Organization theoryです。その作品の特徴は、その作品を作った会社のどういう慣習、職場環境が反映されているのかを見ます。んで、History/Materiality、どのメディアを使うのか、その目的、長所はなんなのかっていうのが、僕の場合、ビデオですね、これはテレビだけでなく、インターネットの動画配信サイトも込みです。

でpracticeっていうのはその概要です。どのように自分の主張を作品で表現するかってことですかね。

 

今回、僕が主張したいのは、アニメ業界を衰退から救うには、職場環境の変化と、多くの人がそれに気づくことが必要だ、ということです。考えたのは新たな日本のアニメスタジオとそのスタジオの求人広告です。僕はあんまりアニメを見ない、アニメ素人なのですが、職場環境がひどいっていうのはよく聞きます。長時間労働だったり低賃金だったり。なので、アニメーターの数も減るし、日本のアニメ業界が衰退するんじゃないかと。困りますよね、日本のアニメ文化は世界に誇れるものの一つですから。そこで僕が思いついたのが、労働環境を重視するアニメスタジオです。することは、アニメを作るのと、他の企業のアニメCMを作る、至って普通のアニメ企業です。ただポイントがあって、それは、残業時間は守る、固定給を与える、コミュニケーションをしっかりとるetc. とにかくみんなが満足いく職場にしようということです。これで結果が出たら、他のアニメ会社も良い環境を作ろうとしますよね。そしたら日本のアニメ業界は上手くいくと思ったんです。

でも、良い職場環境を保ちながら利益をあげるなんて、そう簡単にはいかないですよね。まあ、必要なものとしては、優秀な人材、第三者の評価、アニメ技術のある人、それからお金ですよね。んー、困ったもんですよ。そもそも、職場環境を整えたところで、外部の人がそれに気づかなければ、協力も得られないし、業界全体の変化には結びつかないですし。なんかいい方法ないかなー、って思いついたのが、アニメーションでの求人広告です。内容としては、

1.ブラック企業アニメ会社の社員の1日を伝える(早朝出勤、上司からの怒号、昼ごはんはカップヌードルエナジードリンク摂取、夜中まで残業、実は休日出勤でした)

2.同じ流れでホワイト企業アニメ会社の1日(いい朝、仕事の流れを確認、和気あいあいとした会議、仲良く昼食、ベテラン技術者からの指導、定時退社)

で最後に、あなたはどちらの会社で働きたいですか?って言って、求める人材と会社概要を伝える。ついでに、「うちのアニメ見てね、アニメCMの作成依頼も待ってまーす」で終わりです。

 

、、、まあ普通ですよね。でもいい所がたくさんあるんです。まず、ビデオにすることで自分達のアニメのクオリティを伝えられますね、ただただ求人広告をしてるだけなのに、自分たちの技術も紹介出来ちゃうんです。いいクオリティだったら、アニメ見てみよーってなったりCM依頼してみよーってなったりしますよね。うぇい😎

 

で、2つ目、これが重要で、映像としてテレビやYouTubeに広告を出すことで、色んな人がこの求人広告を見るんですよ。普通、求人広告って就職活動してる人に向けての雑誌とかサイトにしか載らないんですよね。でも、うちは長期的なプランなので、例えば高校生がこの広告を見たとします。まあ、全国で、ほんの数人かもしれませんけど、「この会社に入りたい」って思う人が出てくるわけですよ。そしたら、彼らは必要な技術を大学で学んでくるわけですね。数年後には会社に適した、優秀な人材が入社するわけです👏 ブラボー👏

 

他の例としては、多分、これも何人かは分かりませんけど、「いやいや、実際は自分らの会社、ブラック企業の方に当てはまるんじゃないの」と思う人が出てくるわけなんですよ。そうなんです、あえて広告内では、「うちはホワイト企業に当てはまる会社です」とは言いません。そしたら、こう、まあTwitterなんかはですね、人とか企業の揚げ足を取ろうだとか、弱みを見つけてやろうだとか考えてる人がうじゃうじゃいますから(失礼)、で弱みを見つけたら彼らはそのことをツイートするし、それ以外でも調べてみたら本当に良い企業だったわ、応援しましょうみたいな意見を出す人もいるんですよ。お分かりでしょうか。第三者の意見が手に入りました。やったね。こっからは連鎖です。本当に良い企業なのか?調べる→ほんまにええ会社やん、応援したろ→アニメ見る、寄付する、拡散してくれる、オファーくれる。お金が出来る👍👍👍👍👍

引退したアニメーターさんが趣味で、週一くらいで指導してくれる、なんてことも起こりえそうですね、起これ。これでパーフェクトです。後はちゃんと良い職場環境をキープするだけ。

 

なんとなく分かりました? 日本のアニメ業界の成長のためには良い職場環境が必要だよ!だから職場環境変えようね!が主張。

じゃあ、これを証明するために、実際に良い職場環境をキープしたまま、利益と作品のクオリティを上げよう!これがPractice、どうやって主張を伝えるか。

良い職場環境だと、良い作品が出来るんだね!とみんなが気づく。これは、メディアに対してみんながOrganization theoryを利用して分析した時に気づく。この作品、なんでこんなに良いんだろう、社内環境かな?ってみんながそういう思考を持つことですね。これがTheory

そうなるには、職場環境をみんなに注目してもらわなきゃ。じゃあ、色んな人が見てるテレビや動画配信サイトを使おう、アニメのクオリティも伝わるし!内容は、みんなが職場環境に興味を持つために求人広告にしようね!これがHistory/Materiality。

 

んー、我ながら上手く考えたな、と思います。

まあ、実際、そう上手くいくかは分かりませんけどね。やってみる価値はあるんじゃないでしょうか!アニメ業界の方々!見るわけないでしょうけれども!素人の意見ですみません!

 

実は、この発想、この授業の別の課題を組み合わせて出来たんです。スタジオジブリの分析をしたのと、テレビのいい所なんだろな〜って考えたのが上手く融合して。一歩一歩、新たなものを知っていくことでそれが組み合わさってすっごいものが出来るんじゃないか。そんな気持ちになったプレゼンでした。

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実際のスライドです。上の説明で分からなかったら参考にしてくださーい。

明日は5時半起きなのでもうねます!じゃーね!