マーケティングプレゼン後編-20201024
こんにちは
今晩は予定がありますので、珍しくこの時間帯での更新となります。
さて、昨日から紹介しておりました、マーケティングプレゼンの後編ということで、その前に軽くおさらいをしておきたいと思います。
6人でのグループプレゼンということで、ロサンゼルス周辺にあるLift Coffee Roastersさんのマーケティング事情を調べることになった私。価格設定やプロモーションなどのトピックから担当したのは情報収集から新商品開発への流れの部分。昨日は新商品のアイディアとなる主要なソースとして、客からのお問い合わせ、コラボ企業、競合企業、レビューサイトを挙げました。
さあ、そんな訳で新商品開発のソースを紹介しましたが、開発以前に大事なことは市場で生き残ることです。会社は、生き残るために、自社商品でお金を稼ぐ必要があります。では、どうすればお金が稼げるか。それはお客様を満足させる商品・サービスの提供にかかっています。値段や味なんかを考えて、より美味しく安いお店が近くに出来ればなかなか売上は伸びません。そこで、Yelpなんかのレビューサイトだけでなく、自分で顧客満足度を調査する必要があるわけですね。
実際に顧客満足度を知るための戦略を考えてみよう、というものが次の題材です。
まず始めに思いついたのが、一般的なアンケートです。コーヒーはテイクアウトする人も多いですが、Lift Coffee Roastersは居心地がよく、店内に長時間滞在する方も少なくないようです。そこで、テーブル上に紙のアンケートまたはQRコードの書かれた張り紙なんかを置いておいて、答えてもらおう、という手段です。非常によく見かける光景で一定数の回答は得られるかもしれませんが、ご好意で答える方はそう多くないと思います。
そこで、内容云々より回答者数に重きを置いたのが、右側に書かれております、投票ゴミ箱です。
これは元々、タバコのポイ捨て等を防ぐためにゴミ箱に投票機能を付けたのを参考にしております。皆さんもポイ捨てを防がなければならない場面でぜひ使用して見て下さい。
http://www.thinktheearth.net/jp/sp/thinkdaily/news/art-design/1301hubbub.html
調査の方法は簡単で、1列に並んだゴミ箱に文字を書いておきます。サービスも商品もいい、サービスはいいけど商品はよくない、商品はいいけどサービスが、、、どっちも最悪、みたいな感じですね。そんだら客がそれを見て該当するところにゴミを捨てます。ゴミの量でみんなの意見がわかり、何となく改善点が見えてくる、とそういう訳です。
いい点はほぼみんながごみ捨てするから回答者数が圧倒的に多いということ。悪い点は簡単な答えしか得られないのと見ずに捨てちゃう人もおるかな、って部分ですね。
プレゼンの時間制限上、発表はせずにレポートにのみ載せたものが当たりレシートです。多分スターバックスが使ってるのかな。たまにレシートにQRコードが付いてきて、サイトを開くとそこはアンケートで、答えると次のコーヒーが無料のクーポンが貰える。的なもの。クーポンが貰えるということで、ほぼ確実にしっかりとした回答が得られるというのがメリット。ただし、バンバン無料クーポン出す訳にはいかないので、回答者数は多くはない、という。
これを、机上のアンケートに生かして、回答者は1ドルキャッシュバックとかにするのが1番効率的かな、というのが個人的解釈です。問題点がテイクアウト組の回答が得られないこと。皆さんならどういった戦略をたてますか?
情報収集の戦略を考えた次は、新商品開発です。
Liftコーヒーさんのマーケティング事情を調べてると思ったのが、顧客の注文情報を効率的に管理できているのか?という部分です。財務諸表を仕上げる必要があるので、トータルの売上は把握できるようになっているでしょうし、レジが情報を記憶してくれてるのかも知れませんが、ともかく僕のサーチでは内部ソースを全く得られなかったので、注文情報を効率的に管理できているのかどうかが不透明なことは1番の問題点のように思えました。じゃあそんな問題を補う新サービス、それはポイントカード、アプリです。
そんもん前々からあるじゃないのか、といった意見も聞こえます。が、よくよく考えると企業側からしてもこれは非常に便利なものです。で、Liftにはポイント制度が利用されていませんでした。
客は無料の会員登録をすることで、メンバーとなり、様々な報酬を得られます。9杯コーヒーを頼むと1杯無料とか100円で1ポイント、100ポイント貯めると100円割引しますとか、定番なやつです。まあ、何度が来るのであれば、と一定数は登録して下さるでしょう。
登録の際には生年月日、性別、電話番号(または名前)のみ必要とします。これで、会社側が商品管理に必要な情報は大体、仕入れたも同然です、多分僕の推測上。
では、まず何のために上記の情報を必要としたのか、これは客を年齢性別でカテゴリ別に分類するためです。
続いて、注文の度にアプリもしくはカードを読み込むことでオーダーが企業側で記録されるのですが、そこから分かる情報です。
まず、注文数の動向からPLCというサイクルの中で商品がどの位置に属するのか検討できます。続いてカテゴリ別でどの層に人気かを調べられます。その層向けに更にアレンジすることでより注文数を増やせることが出来る様になります。更に電話番号または名前で個人を識別出来ることで、商品のリピート率を調べられます。高ければ高いほど癖になるものだと。
これらをトータルすると商品を開発し、テスト販売の後、継続するか、期間限定で定期的に出すか、はたまた封印か、という判断がしやすくなるんですね。
あくまでも個人の考えですが、お互いにとってWin-winなサービスかなと思います。実際、Liftは季節限定商品をたくさん出すので、そこから通常商品にランクアップさせるものをいくつか選んでもいいかな、と思ったんです。
こんな感じで僕のグループプレゼンは終わりました。これだけの内容がトータル20分強の内、約4分で終わりです。ただ、実際に自分ひとりでマーケティングについて調べようと思ったら単純計算でこれの6倍のことをしなければならないとなると恐ろしい深みがありますマーケティング。
授業を通して実践的なものが多く、即興性も求められたマーケティングでしたが、将来の役に立ちそうです、というか立ってください。
長々となりましたが、これでプレゼンは以上となります。ここまで読んでくださりありがとうございました。聞きたいことなんかありましたらコメント下さい。
また明日🖐